渋谷教育学園幕張中学校の傾向分析

渋谷教育学園幕張中学校の学校情報

【住所】
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-3
TEL:043-271-1221
URL:http://www.shibumaku.jp/

【最寄駅】
総武線 幕張駅 徒歩16分
京成千葉線 京成幕張駅 徒歩14分
京葉線 海浜幕張駅 徒歩10分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  男子偏差値61  女子偏差値64

渋谷教育学園幕張中学校の傾向分析

算数の傾向

大問1 はサイコロをふって出た目の数だけ正三角形の頂点を移動し、石を置いたり取ったりする問題。2 は直線上の2点の動きについて。複雑な条件設定がされている。一時期の麻布の問題に似ている。速さと移動距離のグラフを書いたり、グラフを読解して説明を書いたりの問題。グラフの読み取りは曲線のグラフを読み取らなければない。4 は長方形の辺上の点と面積。5 は渋幕恒例の作図問題(年々難しくなる)。作図については、中1の数学の作図を学習し、新中問中1数学発展編あたりで練習しないと解けないレベルになっている。6 は立体の展開図の完成(作図)。

国語の傾向

問題構成は、文学的文章1つと説明的文章1つで例年通り。設問の種類や数など、全体的な設問構成は昨年とほぼ同じであり、記述問題数も昨年と同じで三つだった。ただし昨年は字数指定が無いものが二つあったが、今年は三つとも字数指定があった。説明的文章の内容は、「老化」に関するものだったが、これが意外に読み難かったのではないか。また文学的文章のテーマは友人・友情の「イジメ」だったが、最近は目立って増えているように感じる。

理科の傾向

大問1 は塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和反応で蒸発乾固して残った物質の重さの計算問題で難しい。2 はウキクサの増え方と液体肥料の濃さの関係についての実験データの読解問題でやや難しい。3 は地球の大きさ、月や太陽までの距離の測り方について古代からの方法、現代のレーザー光による方法についての出題。B4サイズ3枚もある。出題方式が麻布の理科のようになってきている。もはや受験生のレベルがそうなってきているということか。


社会の傾向

大問1 は「天気予報」がテーマ。「なぜ、夕焼けだと翌日晴れやすいのか。」どう考えても理科の問題である。「遺伝子組み換え作物のマイナス面は」「降水量確率30%の正しい説明は」いずれも理科と関連する問題。理科的な知識も充実させておく必要がある。温室効果ガス削減に、なぜ新興国の同意を得られなかったのか。これは社会科の時事問題としてきちんとおさえておくべきである。2 は歴史分野。テーマは城。四択問題は問題文を正確に読み取らないとできない。江戸幕府が北海道に築いた城にあえて天守閣を築かなかった理由は?リード文をよく読めば答えが出るはず。3 のテーマは地理情報。新幹線の路線を地図に書き込ませる問題。女子にはきびしい問題と言える。日本の林業について与えられた表からグラフを完成させる問題。表から医師数の分布図を書く問題。作業をさせることが多かったが、作業は慣れていないと時間がかかり過ぎる場合があるので練習しておこう。