鎌倉学園中学校の傾向分析

鎌倉学園中学校の学校情報

【住所】
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内110
TEL:0467-22-0994
URL:http://www.kamagaku.ac.jp/

【最寄駅】
横須賀線 北鎌倉駅 徒歩13分
横須賀線 鎌倉駅 徒歩15分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値57

鎌倉学園中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は計算問題4問。2 は計算3問、小問1問(ユーロと円の為替)。3 は平面図形2問。正三角形の中に正五角形がある角度問題、正方形と四分円を外接させた図形の一部の面積。4 は約束記号の問題。(4,5)*(3,1)=4×3+5×1。5 はたて、横5ずつの25マスの中にZ以外のアルファベットを入れた乱数表。6 は直角三角形、円、階段(踏み台)の中に棒が自由に動くときの棒の中点が動くことができる面積。7 は2つのコースをちがった速さで走る。8 は水そうに水を入れておもりを沈める。

国語の傾向

問題構成は昨年と同で、漢字の問題×2、言葉の問題(慣用句)×1、それに説明的文章及び文学的文章が1つずつ。記述問題が無いのは例年通りだが、読解問題の設問数が2つ増加して28になった。知識問題などが大幅に増加したためであり(5→9)、ここで得点を失わないような準備が必要であろう。すなわち、文学史や文法問題、あるいは漢字の読み方や書き方、慣用句など、あくまでも常識的な範囲での知識は準備して試験に臨みたい。男子校にしては、知識問題の配点が高いことを留意すべきである。

理科の傾向

大問1 は光の屈折。水中の物体が浅く見える。2 は光の2回屈折。3 は空気の密度(g/L)をはかる実験について。4 は酸素と二酸化炭素を半分ずつ入れた気体。5 は氷のとけ方について2通りの条件での比較(風を当てるのと当てない、板上と水中)。6 は天気についての小問総合が7問。7 はイネとタンポポの花の図、カキとリンゴの食べる部分の違い、ダイズの種子について。パラパラとした問題構成で、じっくりと受験生の学力を問う形ではない。


社会の傾向

大問1 は地理分野。火山帯を答えさせる問題があったが現在、小学生の使っている地図帳には、東日本火山帯と西日本火山帯しかない。ところが選択肢には那須火山帯とか白山火山帯という古い分け方だったので迷った受験生も多かったのではないか。大和郡山でさかんな養殖を答えさせる問題があったが奈良県なので淡水のものと絞れば、確率が高くなったはず。地図の出題はなかった。2 は歴史分野。年号を年号群から選ばせる問題があったので語呂合わせ等で覚えておこう。資料の出題があったので、史料中の重要フレーズを覚えてそれが何の史料なのかが判別できるようにしておこう。3 は公民分野。憲法41条の条文や議院内閣制という用語など、公民分野でよく出題されるのが中心であった。総理大臣や国務大臣は何でなければならないか?答えは文民であるが、国会議員と答えた受験生も多かったのではないか。日本国憲法の条文をきちんと読んでいれば、できた問題ばかりであった。