学習院女子中等科の傾向分析

学習院女子中等科の学校情報

【住所】
〒162-8656 東京都新宿区戸山3-20-1
TEL:03-3203-1901
URL:http://www.gakushuin.ac.jp/girl/

【最寄駅】
東京メトロ副都心線 西早稲田駅 徒歩3分
東京メトロ東西線 早稲田駅 徒歩10分
山手線 高田馬場駅 徒歩20分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値62

学習院女子中等科の傾向分析


算数の傾向

大問1 は計算問題2問。簡単。2 は円5つを組み合わせた図形で周りの長さ、面積を求めるもの。3 は速さと比の問題。距離一定で速さと時間は逆比となる、のパターン。4 はリンゴからジャムを作る。1kgのリンゴからできるジャムの量、必要な水の量を答えさせる。5 は分数の数列の問題。5/12から始まるが途中約分してあるのでちょっといじわる。6 は紙を折って直方体の箱を作り3枚重ねの部分、切ったときの片方の部分の図示。今年はこれだけが難しい。

国語の傾向

昨年と同様、物語文一つ、漢字の大問一つの問題構成だった。読解問題の設問数は1減少して12となったが、記述問題は昨年と同じで12。漢字の独立問題では20題の書き取り・読み取りが出題されているのも昨年と同じ。問題文は新美南吉の「狐」であり、内容的には難しいものではなかった。読む力よりも、読みとった内容をいかに文にするかという記述力が試される試験であることに変化はない。

理科の傾向

大問1 は熱の伝導、対流、放射について。2 は昨年7月の皆既日食についての時事問題の出題。生徒は十分に準備していたと思う。3 はてこ、ばねばかり、水の浮力についての計算問題。4 はミミズ、ヤスデ、ダンゴムシによる落ち葉を食べて消化し、排出した後に黒土になることを説明させる問題。縦5cm、横19cmのスペースに自由に記述させるようになっている。例年の学習院女子の特長の出ている出題。


社会の傾向

大問 1 は地理分野。かつて2番目に広い湖は?イタイイタイ病の原因物質は?基本的設問が中心である。山地・山脈・平野・工業地帯等をしっかりおさえておこう。雨温図の出題があったが、平易な内容であった。2 のテーマは国連。国連の分担金を一番多く出している国は?平和維持活動をアルファベットで表すと?地上デジタル放送を担当する省庁は?公民分野も平易な問題が中心なので基本用語を確認しておくこと。3 は歴史分野。大山古墳や大宰府を答えさせるなど基本的内容が中心である。図版や史料からの出題もなかったので、やりやすかったと思う。基本的な内容を反復してやっておくことをすすめる。4 のテーマはサミット。サミットを構成する8カ国に入っていない国をすべて選べ。サミットは毎年開かれるので、その国の名前と位置を確認しておこう。