フェリス女学院中学校の傾向分析

フェリス女学院中学校の学校情報

【住所】
〒231-8660 神奈川県横浜市中区山手町178
TEL:045-641-0242
URL:http://www.ferris.ed.jp/

【最寄駅】
京浜東北線 石川町駅 徒歩7分
みなとみらい線 元町中華街駅 徒歩10分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値64

フェリス女学院中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は計算1問、小問4問。8でわると商と余りが等しくなる整数、積7098、差143、2つの速さのちがう録画、正十角形、正十五角形の対角線の引き方。2 は3人が学校から駅まで歩く。速さと比。3 は2から100までの整数が書かれたカードで、2、3、4、…と倍数を順に裏返していく。4 は四分円に内接する三角形があり、角度、長さ、面積を求める。5 は立方体から直方体を切り取った容器に水を入れ、底面の向きを変えて水深を求める。

国語の傾向

物語文1と論説文1という読解問題と、漢字の書き取り・読み取りは昨年と同じ問題構成。ただし、昨年の文法問題の代わりに、今年は言葉の意味の問題が大問に加わった。論説文のテーマは言語・コミュニケーション。問題文も短いし、内容的にもそれほど難しくはない。物語文の方もとても読み易い文章と言える。選択肢に関してはあまりまぎらわしいものは無いので、差がつくとしたら8つの記述問題であろう。特に当校は、160~180字程度の記述問題を例年出題している。記述に対する十分な準備が必要な学校と言える。

理科の傾向

大問1 は塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和反応のグラフで中和点を探す問題。2 は雲画像とアメダスの照合、3枚の雲画像を日付順に並べる。3 はアルコールランプ、割りばしのむし焼き、水を入れた紙コップを加熱しても燃えない理由。4 は磁石とぬい針について。北極の磁極。ぬい針をこすって磁石にする。5 はヒトの受精、胎児について。6 は地域レベルでの水の循環。1立方キロメートルは何立方メートルになりますか、の問いがあった。


社会の傾向

大問1 は地理分野。テーマは横浜港。フェリスの地元ということ。150周年ということいずれにしても予想していた受験生も多かったのではないか。地形図の出題があったが簡単な地図記号の問題であった。シンガポールの面積に近い島を答える問題。この国は淡路島に例えられることも多いが、受験生にどれだけ浸透しているかは疑問である。2 は公民文野。テーマは「あたらしい憲法のはなし」これは公民分野では定番中の定番のテーマである。1932年と1936年に軍人の発言力が強くなる事件がおこりました。それらに共通する事を書きなさい。昭和以降は1年ごとにどのようなことがあったか整理しておこう。「憲法で保障されている基本的人権が制限される場合がある。表現の自由を例に答えなさい。」という設問があった。憲法21条の条文が頭に浮かばないとできない。3 4 は歴史分野。日米関係史の出題があった。「1940年に日本が行ったあることも対米関係を悪化させた。日本が行ったことはなにか?」行ったという表現があるので三国同盟を連想しなかった受験生も分かったのではないか。世界地図から非核兵器地帯を選ぶ問題。難問のような感じがするが消去法でやれば簡単にできたはず。