栄光学園中学校の傾向分析

光学園中学校の学校情報

【住所】
〒247-0071 神奈川県鎌倉市玉縄4-1-1
TEL:0467-46-7711
URL:http://ekh.jp/

【最寄駅】
東海道線 大船駅 徒歩15分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値66

栄光学園中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は分母2から始まる差が4の単位分数で、となり同士の差を求める。2 は一辺2cmの正三角形に糸の長さが6cm、300cmのものをまきつけ、ほどいていくときの糸の先端が通る経路の長さ(作図もあり)。3 は円形の道をP、Qが移動する。4 はビンゴゲーム。ビンゴ3本、5本の最小の○の個数、ビンゴ0本の最大の○の個数。5 は2個のサイコロを振って出た目の積の約数のカードを取っていく問題(45人の生徒がこれをする)。

国語の傾向

昨年に引き続き、物語文は海外の作品だった。設問数が少ないのも例年通り。問題構成も説明的文章×1、文学的文章×1、漢字の書取り×1と例年通りだった。記述数も8と変化無しで、漢字の書きとりも15題と変化が無かった。栄光は自校国語科による作品がたびたび出題されるが、今年も説明的文章で出題された。他からの引用もあるとのことだが、面白い内容だったと思う。

理科の傾向

大問1 はイネの栽培。イネの苗、花、実っている様子、水田のイネと畑のイネの根の違い。2 はお米を炊く。解答用紙の半分を占めるのが、お米の重さと炊き上がったご飯の重さのグラフをかくスペース(栄光のお得意の出題)。お米に吸収される水の割合、蒸発した水の割合。3 は水の量と加熱による温度変化のグラフ、時間と水の重さのグラフ。これらのグラフの読解をもとに、75gの米を炊くのに適した水の量が最後の設問となっている。イネ、米を題材に、データの読解問題となっている。

社会の傾向

大問1問。テーマは茶。栄西が日本に茶を持ち込んだ頃はお茶には現在とは別の意味があった。お茶以外に一服(いっぷく)と数えるものは?栄西の頃は薬として用いられたということを知らなくても、一服という教え方は受験生にとっては常識である。「書院造」の部屋のつくりの特長を説明しなさい。なんとなくは、わかっているが、言葉で説明するのはむずかしい。このような用語に関しては普段から言葉で書けるように訓練しておく必要がある。「ここまでの文章や問をふりかえって日本では身分によってお茶はどのように飲まれてきたかをまとめなさい。」この問題は知識は関係ないので、どちらかというと国語力の問題と言える。茶畑の写真を選ぶ問題があった。地域的に何割かの受験生は実際に見たことがあるかも知れないが、お茶の木を知らない生徒も多かったのではないか。お茶の購入金額は、ここ10年でほとんど変わっていないが、茶飲料購入の割合が増加している。その理由を販売されている製品のすがたや特長、販売方法などから考えて説明し
なさい。こういう問題では何がキーワードかを考える。この場合、おそらくコンビニであろう。