早稲田実業中学校の傾向分析

早稲田実業中学校の学校情報

【住所】
〒185-8505 東京都国分寺市本町1-2-1
TEL:042-300-2121
URL:http://www.wasedajg.ed.jp/

【最寄駅】
中央線 国分寺駅 徒歩7分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  男子偏差値65  女子偏差値68

早稲田実業中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は計算1問、小問3問。収入の増加と支出の割合、3つの電車の追いこしの通過算、直方体に2色の色を塗り、60個の立方体に切り分ける。2 は平面図形2問。三角形の二辺の5等分点を平行に2通り線を引き、できた図形の面積について、円の中に台形、その中に円を書いて辺の比と面積。3 は円を並べていき、接している円の個数を問う。4 はデジタル表示の時計で点灯する部分による電気代を考えさせる問題。5 は8個の立方体で大きな立方体を作り、頂点2つを通るように直線を刺す場合の数。

国語の傾向

昨年と同じで、物語文と論説文の読解問題2という問題構成だった。全体の設問数は、昨年とほぼ同じ。ただし、今年は記述問題が1つ出題されており、選択肢問題や抜き出し問題が主体の早稲田実業にはめずらしい。来年度以降の傾向によっては、当校にもある程度の記述対策が必要になるかもしれない。抜き出し問題が減少し(11→9)、その分、知識問題などが増加した(7→9)。言葉の知識など、十分に準備して試験に臨みたい。

理科の傾向

大問1 は地球温暖化について。北極、南極での海水面積の変化のグラフ、太陽から受ける熱、地球から逃げる熱のグラフについての考える問題。2 は乗り物の中で起こる現象、光の速さについて。時速130kmの電車から外にボールを投げる。光の速さについて考えさせる問題。3 は血液の循環について。ヒトの胎児では肺と心臓間では血液循環はしないしくみについての説明があり、これについての問題がある。ヘモグロビンと酸素の結合についての計算問題がある。


社会の傾向

大問1 は公民分野。総選挙という呼び方はなぜ参議院選挙の時には使わないのか? もちろん、参議院は毎回、半数しか選挙しないからであるが書けなかった受験生も多かったのではないか。選挙権を18才に下げると社会にどんな影響を与えるか?知識がなくともその場で考えてできる問題である。2 は地理分野。テーマは災害であった。土石流とはどのような災害ですか?津波は地震がどのような場所でおこった時に発生するか?地学分野の知識も必要である。茶畑でどうして扇風機が回っているのか?霜害のことは、知識として知っておこう。3 は歴史分野。朝鮮通信使を絵から選ばせる問題があったので、できるだけ多くの図版を見ておこう。この学校の特長は、漢字で書くべき所は必ず漢字で書くということでその訓練が大切。