浦和明の星女子中学校の傾向分析

浦和明の星女子中学校の学校情報

【住所】
〒336-0926 埼玉県さいたま市緑区東浦和6-4-19
TEL:048-873-1160
URL:http://www.urawa-akenohoshi.ed.jp/

【最寄駅】
武蔵野線 東浦和駅 徒歩8分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値67

浦和明の星女子中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は計算問題1問と小問7問。標準問題レベル。2 は駅と美術館を往復するバスが他のバスとすれちがう問題。3 は4人でのジャンケン大会で3勝相手に先にすると勝ちになるルール。条件整理をしていく問題。4 は上り下りの道についての速さの問題。5 は1~7のカードを3枚ずつ取って偶数は相手に渡して合計点で勝ち負けを競うゲーム。同得点のときについて、2人の持っているカードの数字が何なのかを考えさせる問題。

国語の傾向

論説文1つと物語文1つの問題構成は例年通り。比較的読み易い問題文だったと考える。例年は記述問題数が3~5あったが、今年は1つに激減した。しかもその字数指定が100字程度となっていたので、受験生はさぞ驚いたであろう。記述問題が減った分、抜き出し問題が増加した(5→8)。抜き出し問題は不得意な子が少なくないので、記述とともに対策が必要であろう。

理科の傾向

大問1 は磁石のN極、S極の引き合い、反発。2 はミョウバンのろ過、再結晶。3 は、ヒキガエルの行動についての観察について、池の北側から上陸することの理由を考えさせるもの。4 は雲画像、台風、アメダスについて。1 、2 、3は考えさせようという出題方針がみてとれる。4 は台風などについての一般的な知識問題。3 のカエルは、最近見ないのでピンとこない生徒も多かったと思われる。


社会の傾向

大問1 は歴史分野。昨年ブームになった「アシュラ像」の出題があった。カトリック系の学校らしくキリスト教に関連する出題が多かったが、特殊な問題ではなく歴史の基本的な問題と言える。アメリカが気象条件を理由に原爆を落とさなかった施設を選択肢から選ぶ問題。答えは八幡製鉄所であるが、知っていた受験生は少なかったと思う。イージス艦を答えさせる問題もあった。これも女子校としては難問と言える。「核の番人」とは?日本人が事務局長になったのでIAEAを答えさせる問題は時事問題と言える。2 は地理分野。昨年、政令指定都市になった市を答えさせる問題。定番中の定番問題である。本年も政令指定都市が増えるのでマークしておこう。砺波平野周辺の地形図の出題があった。ここは扇状地で地形図としてはよく使用される。問題としては難問ではないが、地形図の問題は時間を要することが多いので普段から慣れておく必要がある。世界遺産を写真の中から選ぶ問題があったので、14件すべて写真でもわかるようにしておこう。