駒場東邦中学校の傾向分析

駒場東邦中学校の学校情報

【住所】
〒154-0001 東京都世田谷区池尻4-5-1
TEL:03-3466-8221
URL:http://www.komabajh.toho-u.ac.jp/

【最寄駅】
京王井ノ頭線 駒場東大前駅 徒歩10分
東急田園都市線 池尻大橋駅 徒歩10分

【偏差値】
四谷大塚合不合判定テスト80%ライン  偏差値66

駒場東邦中学校の傾向分析


算数の傾向

大問1 は大小2つの正方形があり、対角線が同一直線上に重なっている。小さい正方形を移動して大きい正方形との重なりの対角線の長さ、面積を考える。2 は平面図形2問。正三角形のまわりを円がころがり移動した後の面積、7面体の展開図から体積を求める。3 は1から50の番号のついた電燈で、1の倍数、2の倍数、3の倍数、…50の倍数の電球のボタンを押す(押すとついたり消えたりする)。4 は1辺5cmの正方形から続々小さな正方形を作り2010個作った面積の和(等比数列の和の公式を使うと便利)。

国語の傾向

今年も長い物語文が1つ出題された。昨年と比べ設問数は13と同じだが、記述問題が2つ減少し選択肢問題が2つ増加した。ただし、1つ1つの問題の制限字数は今年は多いため、制限字数全体の合計は昨年より少し増えている。よって、当校の記述問題数の増減は0と考える。問11は、120字~140字の長い記述問題。気持ちの変化を含む問いではあるが、100字を越える記述問題を書くには、やはりそれなりの練習が必要である。構成を考えながら文を書く練習を事前に行い、本番の試験に臨みたい。

理科の傾向

大問1 は恒例の全分野からの小問総合問題。これだけで解答数14。2 はスズメについて。スズメが最近50年間で50%減少したことも出題内容となった。3 は地震について。断層、地震計で計測したゆれの記録、大森公式など。内容は難しくはない。4 は電磁石と方位磁針の針のふれ。電池のつなぎ方、個数と磁針のふれ角についてのデータの読解問題。今年の問題5題中これが難しい。5 は炭酸水から出てくる二酸化炭素の量。温度でどう違うかのデータ問題。


社会の傾向

大問1問。在日外国人の国籍別割合は都道府県によってちがう。6つのグラフの中 から東京都のものを選ぶ問題があった。ヒントをうまく利用すればできるのだが地理分野 の正しい知識がないとヒントが利用できない。良問と言える。上下が逆になった東アジア の地図から新潟市の場所を選ぶ問題があった。問題用紙を上下逆にすれば簡単にわかったはず。新潟市の冬の降水量が多い理由を説明させる問題があった。キーワードは対馬海流と北西の季節風である。地形図から新潟西港の立地条件の良い点と悪い点を読み取らせる問題があった。良い点は、市街地に近いことなどすぐに読み取れたと思う。悪い点がなかなか読み取れなかったのではないか。すぐそばに信濃川と阿賀野川の河口がある。これがヒントである。このことから、どのようなマイナス面があるかを考えること。この学校の場合、単なる知識だけではなくそれをうまく活用できるかがポイントになる。